薬剤師店長Tです。
9月8日(日)、在宅研修会に参加しました。
今回は既に在宅業務を行っている薬剤師が多く参加していました。
前半は薬局窓口でも参考となるような、患者さんに対するアセスメント(評価
・判断)の基本を学びました。
処方された薬剤から患者さんの病態を推測するだけではなく、家族歴や嗜好
などの聞き取りを十分行い、患者さんの特性を把握し指導することが今後の治
療や対応に大きな影響を及ぼすことがあるということを再認識しました。
後半はモデルケースを元に対応すべき課題をいくつか抽出し、最終的に最も優
先すべき課題に対する提案を他職種に行っていくロールプレイでした。
入院治療では医師を中心とした既存の医療チームが出来上がっており、同一建
物でカルテという共通のツールを使い情報共有や提案を行えますが、在宅医療
では医師やケアマネジャー、訪問看護、ヘルパー、薬剤師など異なる事業所の
職種が集まったチームで、情報のやりとりが繁雑になるため、時間がかかって
しまったり、情報が抜けてしまったりといった可能性があります。
幸いにも上越・妙高地域にはインターネットを利用した情報共有ツールがあり
ます。今後はこのようなツールをもっと積極的に利用し、より良い在宅医療を
提供できたら良いなと思いました。