『利尿剤に関する講演会』

薬剤師TSです。

12月6日に利尿剤に関する講演会に参加しました。

今回は利尿剤、トルバプタンが使われる疾患のうち、

常染色体優性多発性のう胞腎(ADPKD)という

私にとって初めて聞く疾患について教えていただきました。

ADPKDは、腎臓に液体のつまった袋ができ、

それらが年齢とともに増えて大きくなり、腎機能が低下していきます。

先生のお話では、ADPKDは遺伝性の病気であるため、家族の症状から

自身も治ることはないと考えてしまい、受診が遅れる方もいるそうです。

現在は進行を遅らせる薬(トルバプタン)も開発されているので、

もしもこの病気を持つ可能性のある患者さんに出会うことがあれば、

腎臓内科への受診を勧めてほしいとのことでした。

治療はどんどん進歩しています。

色々な病気を知り、知識を蓄えておくことは、

大切であると改めて感じました。

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